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巨大機械と
ロボットに囲まれて、
人間としての技術を
極める。

奈良工場 製造部 素形材課
田中 千勝 2015年入社

田中 千勝

10,000トン鍛造機の存在感。鍛造のクオリティにかかわる責任。 10,000トン鍛造機の存在感。
 工業高校の機械科を卒業した私は機械全般に興味があり、実家から通いやすいということもあって地元にある奈良工場に入社しました。初めて工場の中に入ったときは驚きましたね。見たこともない巨大な10,000トン鍛造機が私の目の前で圧倒的な存在感を放っていました。周辺では産業用ロボットが独特の機械音を発しながら、機敏な動きを見せている…。まさに「世界で注目されるものづくりの現場」という印象で、驚くというよりも感動に近いものがありましたね。
この国内最大級の10,000トン鍛造機で仕事ができることは機械好きの私にとって、大きな喜びです。実際に工場見学に来られる方も多く、見学者の前で私の仕事を見ていただくこともあります。気合が入りますし、モチベーションも上がりますね。レイズエンジニアリングを代表する鍛造機に携われる誇りも私の原動力になっています。

鍛造のクオリティにかかわる責任。
 アルミビレット(金属塊)を金型でプレスして成型する10,000トン鍛造は、荒つぶし、荒仕上げ、仕上げの3パンチ(3回プレス)で行います。その間に、アルミに潤滑剤を塗布(吹きつけ)することが私のおもな役割です。潤滑剤を塗布する理由はいくつかありますが、潤滑剤がなければプレスした際に、アルミが上型に張り付いてしまい、そのまま上型から落下して事故やケガにつながります。また、鍛造は加圧によってもとの形(ビレット)を変形させる技術ですが、安定的に変形させることがカギとなるため、潤滑剤の塗布の仕方も重要です。均一に塗布がなされなければ、ゆがみの原因になったり、仕上がりのバランスにも影響してきます。「ムラなく均一に」塗布することの重要性を感じると同時に、鍛造のポテンシャルの高さに感心する日々です。

OEMならではの技術の集中力。レイズエンジニアリングを表すと「極」。 OEMならではの技術の集中力。
 最初の頃はなかなかコツがつかめなくて苦労しましたが、経験を重ねることが技術の向上につながっていると感じます。奈良工場では同じ種類のホイールを大量に生産します。だからこそひとつの技術を極めることに集中できると思います。同じものを作っているからこそ、仕上がり具合の細かい違いがわかるようになり、たとえば「さっきより、きれいにできた」と思うことがよくあるのです。どうすれば昨日よりも満足いく仕事ができるか、そのことをつねに意識するようになりましたね。すると自然に技術が磨かれていったような気がします。

レイズエンジニアリングを表すと「極」。
 また、ビレットを鍛造機に設置したり移動させる作業はロボットが行います。当然ですがロボットの動きには無駄がなく、きびきびとスピーディに仕事をこなします。その完ぺきな動きに最初は圧倒され、思わず見入ってしまったほどです。ロボットの動きが把握できるようになり、潤滑剤を塗布するタイミングもマスターできるようになると、次第にロボットが相棒のように思えてきましたね(笑)。ロボットが設置、鍛造機がプレス、私が潤滑剤を塗布…。ロボットと機械と人が三位一体となって協働するイメージでしょうか。ですが、ロボットはあくまでもロボット。人に置き換えることはできません。人が担っている一部の作業を代替する道具としての機械だと私は思っています。なぜなら、「昨日よりもいいものを」と、ロボットは思ったりしません。自分に合ったやり方を模索して工夫することもありません。私はレイズエンジニアリングを漢字1文字で表すとしたら「極」だと思っています。ものづくりを極めたいという思いは人の中にしか存在せず、私も含め、レイズエンジニアリングで働くすべての人の心にあると感じます。そのことを忘れずに、今後も日々努力を重ね、ひとつひとつ丁寧に製品と向き合い、「田中なら任せられる、大丈夫」と言ってもらえるような職人をめざしていきます。